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三重県で第11回「海の祭典」を開催

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今夏の7月20日から8月4日まで、三重県内の四日市、油、松阪、、(洲、尾鷲の各市ほかを会場に第11回「海の祭典」(第11国「海の祭典」実行委員会主催)が開催される。同祭典の主なイベントは次のとおり。以下、内容、日時、場所の順。
○記念コンサート:「海の日」マリンアンバサダー加山雄三の記念コンサート。7月21日18時30分〜20時、四日市文化会館第1ホール
○帆船パレ・ド見学船:7月27日松阪港、津港(NHK)、四日市港、鳥羽商船高専で、帆船「日本丸」を始めとする帆船パレードの見学船を出港させる。
○シンポジウム:祭典のテーマ「めぐみとゆめの海へ」を中心に海と人”の深い関わりを見詰め直し、海に育まれた三重の人と文化の魅力を県民・市民とともに考え再発見する。基調講演(木村尚三郎東京大学名誉教授。)及びパネルディスカッション。7月22日13時30分〜16時、四日市文化会館第2ホール
○帆船フェスティバル:7月24日から31日まで、県内5会場で、帆船の一般公開や体験航海等を実施。27日には四日市港第1埠頭で、帆船パレードが行われる。
○海上パレード:総合訓練:7月30日12時から15時まで、四日市港で海上保安庁の巡視船や航空機による海上パレードと海難救助訓練を巡視船「みずほ」船上から見学。
○伊勢湾クルーズ:7月31日、心のゆとりを体感できるレジャーとして、大型フェリーによる伊勢湾クルージングを実施。
○津市沿岸クルージング及びオープンヨットレース:大型フェリーで沿岸クルージングを実施し、海から見た津の街を再発見すると共に、第20回という歴史ある伊勢湾ヨットレースの様子を観戦しヨット競技の魅力を味わう。7月21日、日本鋼管津製作所。
○海や港で活躍する「はたらく船」の見学会:海への関心と理解を深めてもらうため、海や港で活躍する「はたらく船」の見学会を行う。
問い合わせ先:第11回「海の祭典」実行委員会。
TEL(0592)24−2759 FAX(0592)24−3117。

 

JR、近鉄鳥羽駅からパールロード経由スペイン村行きのバスで25分、海の博物館前で下車して、緑に囲まれた緩い下り坂を下徒歩7分、グレーの屋根の豪壮な展示館(A館とB館がある)が見えてくる。重要文化財収蔵庫、研究棟、池、古墳小公園などを併せ敷地面積約1方8千m2の「海の博物館」だ。
4万点に及ぶ実物資料を中心に”海と人間”の長く深い歴史を、親しみやすく展示してあり、海の生活が肌に伝わる。重要有形民族文化財の指定を受けた伊勢湾・志摩半島・熊野灘の漁撈用具は圧巻だ。
展示の概要は次の通り。
1.日本列島人は海の民-海民の伝統-
海民って誰?・暮らし中の青海波・結納飾りは海の幸・伊勢の神様はグルメ・浦島太郎の竜宮城は海の中・山の祭に用が出る・九鬼水軍は海賊だった・世界のカヌーいろいろ
2.SOS海みんなで守ろう-海の汚染-
海か危ない・魚や貝の保育園がなくなる・赤い海・チッソ水俣病・海の汚染源・熱を吐き出す原子力発電所
3.神様もご先祖様も海の彼方-海民の信仰と祭-
海に向かって祈る・なんでも神様仏様大漁祈願は神だのみ・えびすさんは漁の神・魚釣り儀礼の数々・各地の舟競漕神事・ソミンショウライってなに?
4.そこは豊かな漁場だった-伊勢湾の漁-
伊勢湾の漁法は変わった。ハマグリ漁・アサリ、シジミ漁・ナマコ漁・ウナギ漁・地引網漁・打瀬網漁・ノリ養殖
5.魚と漁師のちえくらべ-志摩・熊野の漁-
手こぎ彩色カツオ舟。カツオ漁・ボラ漁・イセエビ漁・コウナゴ漁・タコ漁・クジラ漁・サメ漁・へたみ漁。藻とり漁・釣り漁法の数々・魚群発見法・資源保護の方法・ハマチ、カキの養殖・潜水機漁法
6.もぐりつづけて1万年-志摩の海女-
海女はどうして女なの?・海女の歴史・海女はクス・海女の道具・50秒の勝負一海女の潜水作業・海女の一日
7.消えていく木造舟の技術-木造舟と航海-
海の東海道と千石船。帆櫓梶(かじ)錨(し1かり)・船上道貝・青峰信仰・舟玉さん・かがり火堂と灯明堂・日和山

 

 

 

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