4)駐車場
駐車場に関しては、現在付置義務は明確になっていない。また公共駐車場もまだ整備されていない。大部分の自動車は路上駐車している。これは乗用車台数が現在それほど多くないことから、大きな問題になっていないようである。しかし、大部分の乗用車は路上駐車しており、これによって歩道側の1車線が塞がれており、交通容量の低減を招いている。近年の乗用車の登録台数の伸びを考えると、近い内に路上駐車規制の問題はいずれ都市交通問題の課題となろう。
(2)交通法規・規制
交通関連法規については現在法律案(*9)が審議中である。この法案はフランスの交通関連法規をべースにしている。その主な内容は道路交通法と道路運送法に関するもので、以下の様である。
- 交通法規(車両の規定、走行速度規制、登録、運転免許等)
- 交通取り締まり
- 交通違反の罰金
この法律案についてその概要を示す。
1)車検・運転免許等

- 自動車登録は500kg以上及び50ccを超えるモーターバイクは登録が必要になる。従って、50cc以下のバイクは登録の必要が無い。現在施行中の法律もこの法律案と同じであり、ほとんどのモーターバイクは50cc以下であるため、登録の必要がない。このため手軽に利用できるためモーターバイクの台数はここ数年で急激に増えているが、その実態は不明である。
- 運転免許は16歳以上であれば免許証が取れる。運転免許証は表のように5ランクに分かれている。カテゴリーAとBに関しては18歳以上、残りは21歳以上が免許取得年齢である。このこと