
3)マーキング・道路標識
道路のマーキング・道路標識は国際基準に準じて設置されている。道路標識の一部を以下の写真に示す。マーキングは一部幹線道路のみであり、それもセンターラインのマーキングのみである。横断歩道のゼブラマーク等はない。このため4車線道路も往復2車線として利用されておらず、歩道側の一車線はモーターバイクや荷車付きバイク等が走行している。さらにこの車線は路上駐車に使われており、交通容量の一車線分を失っている。
プノンペン市の交通状況は相当錯綜しており、朝、夕のピーク時には幹線道路上でかなりの渋滞が見られる。しかも、マーキングの未整備により片側2車線道路を1車線道路としてしか利用できず、これを改善するだけで、交通容量のアップにつながり、渋滞の解消にも役立つであろう。