第3節 研究の概要
1インターネット活用の進展と地方公共団体の現状
ここでは、インターネットが急速に進展していることについて、社会全体の動向を概観するとともに、インターネットの特性を技術面と利用面から整理した。
1−1社会におけるインターネットの進展状況
インターネット利用環境の進展、商取引におけるインターネット活用の動向について概観するとともに、社会全体のインターネット利用の進展要因を整理した。
1−2地方公共団体におけるホームページ公開状況
地方公共団体におけるホームページ公開状況について、「全国自治体マップ検索」への登録団体を基にまとめた。
都道府県47団体
政令指定都市12団体
市区159団体
町村203団体
組合等6団体
合計427団体
1−3国のインターネット活用の現状
中央省庁においては、平成7年度から各省庁の独自性を出しながらインターネットを活用した情報発信を個々に展開しているが、平成8年12月25日付で閣議決定された「行政改革プログラム」では、「行政情報のインターネット、CD-ROM等電子的な手段・媒体による国民への提供については、提供機関の拡大、提供内容の充実、タイムリーな提供等を一層推進する」と述べられており、今後、ますます進展するものと思われる。
1−4インターネットの特性
インターネットの主な特性を技術面と利用面の2つの視点から整理した。
(1)技術面から見たインターネットの特性
?@画像データ等の大量のデータ通信にも対応可能
?A事実上の標準であるTCP/IPを採用
?B様々な端末機による接続が可能
(2)利用面から見たインターネットの特性
?@簡単な手続きで接続可能
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