序章
研究概要
第1節 研究の目的と内容
最近の情報処理技術及び情報通信技術の飛躍的な向上に伴い、ネットワーク化やオープン化が急速に進展している。地方公共団体においてもLANやパソコン通信等によるネットワークが構築されつつあり、地域内外に対する情報化が進められている。
また、最近ではネットワークどうしを接続し、相互に情報を交換することができるインターネットの利用者が急速に増加しており、このインターネットを利用することによって、全世界へ向けての情報発信も可能となっている。地方公共団体においてもインターネットヘの関心が高まり、活用への取り組みが始まっている。
そこで本研究では、これから初めてインターネット活用に取り組もうとしている団体、及び活用はしているが活用環境が一部の部署に限られている団体を主な対象として、インターネットを効果的に活用するための方策について調査研究した。
まず、社会におけるインターネット活用の進展の動向を整理するとともに、インターネットの特性を技術面と利用面に分けて整理した。
次に、インターネット活用の考え方を検討するとともに、活用形態に応じた特徴と活用のプロセスをまとめた。
さらに、インターネットを全庁的に活用する際に検討が必要になる事項について整理した。
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