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また、白板の予定表を取り払い、グループウェアのスケジュール管理機能に置換えてしまうことも有効である。

2一4 利用者のモラル

 グループウェアとは、共同作業を支援するために作られた仕組みである。従って、すべての利用者に対して、共同作業を行うという心構えを持たせることが重要となる。

1)情報の共有化

 共同作業を行うためには、自らが保有する情報を公開し、また、他の職員が保有する情報を収集する必要がある。しかし、クライアントのパソコン上に情報を格納し、他の職員が見ることができないようなケースも見受けられる。
 これを改善するためには、職員一人一人に対して情報を共有するという認識持たせるほか、情報の格納はサーバにおいて行い、情報を共有化させる仕組を構築する必要がある。また、スケジュールなども積極的にグループウェアヘ登録するように心がけさせ、自分のスケジュールを公開させるとともに、他の職員のスケジュールも把握できるように仕向けることも重要となる。

2)事務改善の認識

 事務作業の効率化を図るためには、現状における事務の実施状況を把握し、必要に応じて見直しを行うことになる。しかし、事務の見直し方によっては、従来からの慣習など障害となる要素が多数存在すると思われる。だが、真に効率化を行うのであれば、事務改善の認識や障害を克服する勇気を持たせることも重要である。

3)ネチケット

 ネチケット(ネットワークエチケット)は、職員同士がネットワーク上でコミュニケーションを行う上において必須である。そのため、利用上のルールやマナーとして周知する必要がある。
 電子化された社会では、人と人とが対面することなくコミュニケーションがとれるため、比較的何でも言いやすいようである。従って、他人を中傷するような電子メールや、ひどい場合には電子掲示板に掲載されるなどが、時としてるようである。
 通常は、他人の掲示した内容を閲覧したり、日々のやりとりを通して自然と

 

 

 

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