によって、その情報を見た利用者だけが得をするような仕組みも検討する必要がある。
(4)利用者に使わせる仕組み
本来グループウェアとは、利用者自らが積極的に利用することによって、効果が現れるものである。従って、利用者に対して強制する仕組み(使わざるを得ない仕組み)を作り込むことは、本来の姿から外れることである。
しかし、基幹系システムに近い仕組みを作り込む場合や、グループウェアの利用率が悪い時は、使わざるを得ない仕組みを作り込むことも、検討する必要がある。
1−4 利用状況の評価
グループウェアの利用状況を評価することによって、利用上の不具合などを発見し改善を行う。さらに、グループウェアの導入効果や事務の実施状況を把握し、更なる活用分野を見出すことも重要である。
グループウェアとは、事務改善を行うために絶え間なく進化させていくものである。従って、当初導入した段階ですべてが終了するものではなく、第二、第三の企画を立案し、積極的に活用を推進していかなければならない。
なお、その意味では、走りながら考えることも重要である。