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(2)組織的な位置付け

 一般的に、組織あるいはグループとは、何らかの共通目的を持った集団を指している。さらに具体的に述べると、個人とは通常生活を営んでいく上で、何らかの集団に必ず属しているはずである。例えば会社組織を例に取ると、部あるいは課といった集団、上層部で構成される意思決定者層の集団、同一業務を遂行するための集団、会社組織全体に横断的に存在するようなプロジェクトなど、その目的に合わせて多種多様な集団が形成されていくわけである。
 グループウェアとは、コミュニケーション支援や情報の共有化などを目的としたインフラであるため、どのようなグループ構成においても、柔軟に対応することが可能である。すなわち、グループとはグループウェアが形成するものではなく、人間が形成していくものであるため、人間がグループウェアをそのグループに適応させて利用すれば、グループウェアはどのようにも対応できるのである。
 なお、多種多様なグループすべてにグループウェアを適応させるためには、すべての職員がグループウェアを利用できる環境(パソコン等の一人一台体制)が不可欠となる。

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