12.1 一般
高圧の給配電工事は、500V以下の一般の電気機器装備工事及び配線工事と異なり、人命に対する危険度も極めて高く、かつ、事故発生時の災害も大きくなる可能性があるため、慎重に行なう必要がある。特に重要なのは高圧ケーブルの端末処理である。
12.2 高圧電気工事用材料
12.2.1 ケーブル端末処理用材料
高圧ケーブルの端末処理用材料は(社)日本電力ゲーブル接続技術協会(JCAA)の規格があり、これが一般的に採用されている。
(1)端子
はんだ付け、圧縮、圧着など施工方法に適した構造のものとする。
(2)分岐管
分岐管は、合成ゴムを加硫成形したもので、2心〜4心用があり、ケーブルの端末処理部に挿入し、ケーブル分岐部を保護する。