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ズ除去のための接地が必要でない場合には10. 3. 3-1の支接地線を共用してもよい。

(c) 無線機器用の接地線とはできるだけ離して布設する。

(4) 各機器と接地線との接続

(a) ノイズ対策の必要な機器などと接地線とは、幅30?以上の鋼帯で接続する

(b) 特に強いノイズを発生する機器の接地は、他の機器の接地線とは別に接地線を設けて、接地銅版のところで接続するようにする。

(c) 複数の機器で構成される装置において一点接地を行う場合には、各構成機器間の接地接続には絶縁電線を使用する。

(図10.10参照)

236-1.gif

 

-3. 無線機器における接地

 無線機器(送信機、受信機、航海用無線機器、計測機器など)の接地線には高周波電流が流れる場合があるので、接地線も空中線と同様に考えなければならない。したがって、無線周波帯における有効な接地を行うためには、接地線のインピーダンスを極力小さくしなければならない。ただし、27MHz帯以上の無線機器のみを装備している場合には10. 3. 3-1の接地でもよい。

 

 

 

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