日本財団 図書館


(4) 避雷用の接地線

(a) 避雷用の接地線には75mm2以上のすずめっき軟銅線又は平角銅線を使用して、できるだけ直線的に布設し、鋭角に曲げないようにする。

(b) 接地銅板(一般用又は無線機器用接地銅板の近い方)に極力接触抵抗のないように確実に接続する。ただし、接続ははんだだけで行ってはならない。

(c) マストの頂上から接地銅板までの間の抵抗は0.02Ω以下であること。

(d) 落雷対策の接地に関する詳細については、付録の「避雷設備」を参照のこと。

-2. ノイズ対策としての接地

 ノイズ対策としての接地は、他の接地とは異なり、単純に低抵抗で接地すればよいというものではなく、ノイズの発生を減少させ、除去するように施工する必要がある。

(1) 接地銅板

ノイズ対策としての接地銅板は特に設けず、10.3.3−1の接地銅板を共用する。

(2) 主接地線

原則として10.3.3−1の主接地線を共用する。ただし、接地する機器に特に低インピーダンスの接地が要求される場合には、鋼帯を用いて別に布設してもよい。

(3) 交接地線

 (a) 交接地線にはすずめっき軟銅線又は平角銅線を使用し、その大きさは主接地線の約1/2の断面積とする。ただし、低インピーダンスの接地を要求される場合には、主接地線と同断面積の鋼帯を使用する。

(b) 交接地線は、ノイズ対策の必要な機器が装備されている区画内に、できるだけ水平方向、直線的に、かつ、できるだけ最短距離に布設し、主接地線に接続する。ただし、ノイ

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION