(1) 接地銅板
接地銅板は水線下に設ける。大きさは0.2?以上(例えば定尺銅板(1200?x365?)の1/2以上)とし、厚さは0.5?以上とする。
(2) 主接地線
(a) 主接地線には、厚さ0.5?以上の鋼帯を使用するが、鋼帯幅などについては無線機メーカーと相談すること。
(b) 機器の装備されている区画内に、できるだけ直線的に、かつ、最短距離で布設し、下端は接地銅板に確実に接続する。
(c) 甲板や隔壁を貫通する場合は、貫通ボルトを使用せず、鋼帯を連続させたほうがよい。
(3) 交接地線
(a) 交接地線には鋼帯を使用し、大きさは主接地線の1/2の幅とする。
(b) 機器の設置されている区画内に布設し、主接地線に確実に接続する。
(4) 各機器と主接地線や交接地線との接続方法
(a) 送信機(送受信機を含む、以下同じ)の主接地線は、無線機器用の接地銅板から最短距離で送信機に接続する。この主接地線には他の機器を接続してはならない。送信機(空中線切換器を除く)と他の機器は図10.11のように接続する。