備する。1通路には異なった系統による灯具を適当数配置し、1系統故障の場合でも照明を維持できるようにする。階段室の上下も異なった系統にする。
機関室その他の機械室の照明は、機械室配置図など他部門作成の図面をよく調査し、機械やタンク類の影を生じないように、またパイプやトランク、電路を避けた位置に配置する。上述の通路と同様同―場所に2系統入れることを考慮して配置する。
10.5 通信及び航海計測装置配置図
各系統に従い、その装置の内容、機器の使用目的、操作方法を十分調査して装備場所を決める。
分電盤及び配線に付属する接続箱は、その大きさにもよるが、前もってスぺ―ス取りをしておく。
10.6 機関部計測制御装置配置図
機関部計測制御装置は、他の装置と異なって、局部的に同種類の機器が数多く装備されるので、本図にすべてを記入することは困難であるし、またその必要性もない。すなわち、機側付の検出点は、既に配・結線されていて、造船所における艤装工事と関係のないものもあり、これらについてはその装置の組立図や配線図による。このため、配置図には、例えば主機の接続箱のみを記入することもある。
タンクに装備のフロートスイッチやレベルスイッチなど機関室内に点在する器具については、特に漏れのないように記入する。
監視室の主機制御盤及び操舵室の遠隔制御盤などは、関連する他の装置についても記入する。正確な位置はそれぞれの区画の配置図によるが、盤内へのケーブルの導入口(端子盤の位置)を記載しておくと便利である。