-2.光束法による灯数決定法
光束法による灯数(N)は次式により求められる。
N=E・A/(U・F・M)
ただし
N:灯数
E:平均水面照度〔lx〕
A:室面積〔?〕
U:照明率(=作業面上に到達する光束とランフから放射する全光束との比。製品カタログに載っているものが利用できる。)
F:ランプ1個の全光束〔lm〕
M:保守率(=減光補償率の逆数)
なお、実際に照明率Uを求める場合には、次式で求める室指数、室内各面(天井及び壁)の反射率をメーカーへ連絡し、照明器具
の形式によって決まる照明率Uをメーカーから入手する。
この際、室内各面の反射率は実績を参考にしながら推定する必要がある。
室指数=X・Y/(H・(X+Y))
ただし
X:室の間口〔m〕
Y:室の奥行〔m〕
H:作業面上から光源までの高さ〔m〕
6.4 投光照明
タンカーやばら積貨物船は、上甲板にポストがない場合が多いので、後部ハウスの前壁、前部マストなどに投光器を取付けて、照明する。
中間に利用できる構造物があれば、広角形の灯具を用いて付