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=電動機の始動リアクタンス〔PU]

X’d:発電機直軸過渡リアクタンス〔PU〕

X”d: 〃 直軸初期過渡リアクタンス〔PU〕

注:PUは単位法(Per unit system)による表示で、倍数になる。

(式3)によってX、の値を求めるために必要な発電機定格電流及び電動機始動電流の値は、メーカーから入手しなければならない。

なお、発電機は、瞬時電圧変動特性がいわゆるJEM1274の5.2.2の(3)の特性のものを使用するので、X'''d=0.22としてよい。

(参 考)

JEM1274の5.2.2の(3)特性とは、発電機が定格周波数で無負荷運転中、定格電圧で定格電流の80%に相当する負荷(125%イインピーダンス)を力率0.4以下で突然加えた場合、瞬時電圧変動率が15%以内におさまる特性である。この場合Xd'''が0.22となるのは次のようにして求められる。

208-1.gif

図4.9の等価回路において、投入負荷のインピーダンスは、発電機定格電圧〔V〕をかけたとき発電機定格電流(IG)が流れた場合が100%インピーダンスであるから、発電機定格電流の80%が流れる場合の投入負荷インピーダンスは1/0.8=1.25〔PU〕、すなわち125%インピーダンスとなる。

また、80%の投入負荷時の発電機瞬時電圧降下が15%であるから

 

 

 

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