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88−1を接にすると次いでコンタクタ6が接となり電動機には全電圧の中間タップ値に等しい電圧がかかり始動を始める。

電動機が全速度に達するとコンタクタ6が断となり電動機にはリアクトル始動の場合と同様に電動機回路に直列にリアクトルが挿入された状態となり、その後コンタクタ88−2が接となり電動機は全電圧運転となり始動は完了する。

コンドルファ始動方式の場合の始動電流及び始動トルクは、全電圧始動の場合のタップ値の2乗を乗じた値となる。

したがって、リアクトル始動方式に比較して同じトルクの低下における始動電流の抑制特性は良好であると言うことができる。

コンドルファ始動は、リアクトル始動と同じく減電圧から全電圧に切換える時にも電動機の電源電圧が途切れることがないので、スターデルタ始動においてスターからデルタに切換わる際発生する突入貫流は生じない、という利点がある。

(6)その他の始動方式

上記の始動方式の他に可逆始動方式、自動始動方式があり、その回路図を図4.6及び図4.7に示す。

 

 

 

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