どのような大きさになるかが、その発電機の特性をみる上で大きな要素となる。
この特性を瞬時電圧変動特性と呼んでいる。その一例を図2.11に示す。
一般に発電機の特性は日本電機工業会標準規格の船用交流発電機(JEM1274)により四通りに分けられている。
-9.電圧調整範囲
船舶用発電機の電圧調整範囲は一般に次の三通りに分類されている。
(1)電圧調整器のないもの
多少の電圧変動があっても実用上問題ない場合に使用される。
(2)電圧調整範囲が定格値の±5%程度までできるもの
最も一般的に使用されている方式。負荷の変動、温度変化、回転変動などの影響で変化する電圧を補正するために使用される。
(3)電圧調整範囲が大幅にできるもの
これは集魚灯用発電機のようにランプの調光を大幅に必要とする場合に使用される。