-2.回転子
交流発電機は、回転子になる部分が電機子か界磁かのいずれかによって次の二つに分類できる。
(1)回転電機子形
界磁を固定し電機子を回転するようにしたもので、小形発電機に採用される場合がある。
(2)回転界磁形
電機子を固定し、界磁を回転するようにしたもので、船舶に採用される発電機は、ほとんどこの方式である。
-3.回転界磁の形態
回転界磁形には、その界磁の形態によってつぎの二種類に分類される。
(1)究極回転界磁形
この方式は磁極の形状が図2.1の例のように極数分だけ突き出た形状(例えば極数が4極の発電機であれば4箇所)のもので、一般に界磁鉄心は磁極毎に単独に分離されており、それらの軸取付け側はダブテール形状になって軸に直接又はローターセンターを介して取付けられている。界磁巻線は各磁極に集中して巻かれている。