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(2)短時間定格

冷状態から始めて、指定された一定短時間指定条件の下で回転機を短時間使用するとき、その回転機に関する標準規格に定めてある温度上昇限度を超過せず、その他の制限に外れない定格をいう。時間の標準値は、10,30,60又は90分間とする。

(3)反復定格

指定条件の下で回転機がS3,S4,S5,S6,S7又はS8の使用に用いられる場合、その回転機に関する標準規格に定めてある温度上昇限度を超過せず、その他の制限に外れない定格をいう。特に指定されない場合には、1周期の標準値は10分間とし、負荷時間率の標準値は、15,25,40又は60%とする。

(4)等価定格

指定条件の下で回転機がS3,S4,S5,S6,S7又はS8の使用に用いられる場合、注文者と製造業者との協議によって、この使用と異なる熱的に等価な連続使用又は短時間使用に置換することができる。この置換した使用に対する試験を行ったとき、その回転機に関する標準規格に定めてある温度上昇限度を超過せず、その他の制限に外れない定格を等価連続定格又は等価短時間定格という。一乱使用と定格との関係連続使用(S1)の回転機には連続定格を、短時間使用(S2)の回転機には短時間定格を適用する。その他の使用(S3〜S8)の回転機には、反復定格又は等価定格を適用する。

 この場合、回転機はその使用行程中の最大負荷及び負荷の急激な変動に耐えなければならない。

 

 

 

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