船内電源としては、動力用として440V、電灯用として100Vが一般に採用されているので、発電機の定格電圧は450V又は445Vであり、船の大きさによっていずれかに決定される。
電灯用の100Vは、変圧器によって降圧されるが、一次側のタップ(JEMでは450V,445V,440V)を切換えることにより調整される。
外国船においては、その国の陸上配電電圧を基に決められているので、上記のほか、欧州系では動力用380V、米国系では電灯用120Vなど異なった電圧が採用される場合もある。
標準周波数は、60Hzであるが、国によっては50Hzが採用されている。
安全電圧(人体に危険のない電圧)は、94年IEC92−101では次のように定められている。