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-3.湿 度

IECでは、制御・計装機器に対して次のように規定している。

40℃以下で相対湿度 100%

40℃超過で相対湿度 70%

-4.塵挨

機器は、塵挨の満ちた場所に装備されるときは、塵挨が進入たい積して沿面放電、絶縁不良などが生じないように適当な保護おおいを必要とする。

-5.油霧、酸霧、海水飛まつ

甲板では海水飛まつや塩分を含んだ霧、また機関室では酸霧、油霧などが空気中に含まれているので、これらにより腐食や絶縁不良が生じないよう特に考慮しなければならない。

-6.かび及び腐食

船内では湿度が高く、特に熱帯圏を航海する船舶では、絶縁材料、絶縁処理の部分、有機質塗装部などにかびが発生しやすいので、絶縁不良にならないように注意する。高温・高湿の場所では、酸化、発錆に十分考慮しなければならない。

-7.船体の傾斜及び動揺

船舶の傾斜及び動揺に対する性能要件は、表1.8のとおりである。

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