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農業の多様化を図るため、ケナフ麻、綿花、タバコ、パームオイル、マンゴー、砂糖きび等、国内工場向け原材料の生産に力を入れている。
胡淑、生姜、パイナップル、アボガド(熱帯産梨)、その他柑橘果実など輸出向換金作物が国内の広範囲にわたって栽培されている。
食糧生産は、近年における天候不順の影響と経済対策の不備により、著しく低下した。このため、政府は83年および84年に緊急食糧援助を海外諸国に要請し、83年には穀物192,000トン、84年は257,000トンの援助を受けた。
家畜飼育頭数は、馬3万頭、牛97万頭、豚43万5,000頭、羊175万頭、山羊215万頭、家禽類1,250万羽と推定される。
林業および鉱業は、ガーナ経済にとって農業に次ぐ重要産業であり、林産物では熱帯性硬材黒檀、マホガニー、チークなどは家具および建築材料として輸出されている。
 
木材生産実績
(単位:1,000立方m)
出所:国連FAO林業生産統計。
 
82年における木材輸出高は、丸太が1,552万2,000セジ、挽材が2,852万2,000セジに達している。(82年現在:100セジ≒2米ドル)ガーナの鉱物資源としては、金、ダイヤモンド(工業用)、マンガン、ボーキサイトなどがあり、82年における輸出高は金が約3億2,000万セジ、ダイヤモンドが約1,400万セジ、マンガン鉱が約865万セジ、ボーキサイト
 

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