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幅9〜40m、干潮時の水深は陸から沖に向って最近の175mまでが1〜7m、次の50mまでが7〜9m、次の175mまでが9〜15m、最後の突端までの600mが9mである。
荷役はすべて本船の荷役設備を使用して行っている。
港内に魚類冷凍設備及び冷凍倉庫2棟があり、このうち1棟は外国貨物の中継に使用されている。
燃料油、ガスオイルの供給が可能である。
船舶修理設備は、300〜400トン能力のスリップウェー及び小修理の可能な工場がある。
2.ラ・サリネタ港
同港はラス・パルマス港の南方約10マイルの地点に位置し、窒素肥料工場(Compania Insular del Nitrogeno S.A.)の管理下にある。
埠頭(長さ200m、水深8.5〜15m)は、長さ150m、吃水8.5mまでの船舶の収容が可能である。
荷役設備は、10トン・クレーン1基とコンベヤベルトがあり、毎時150〜200トンの硫安の積込みが可能である。
清水の供給は可能である。
港から5キロの地点にガンド空港がある。
3.ラス・パルマス港
同港は、自由港として世界的に有名である。
港は、ラス・パルマス港湾局の管理下にある。
同港は次の6埠頭から成っている。
1) Generalisimo Franco Mole
この埠頭は南北に長さ約2,000mの防波堤てあるが、燃料油や清水の供給にも使用されている。埠頭の北側のバースNo.1〜14は最大吃水11m、バースNo.15,16は最大吃水10.35m、バースNo.17,18は最大吃水12.65mまでの船舶の収容が可能である。
 

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