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7.ポリ港
同港は、ラウマ港の北方に位置し、ボスニア湾に面した貿易港で、石油、石炭、精選鉱、塩、一般貨物、機械類などの輸入貨物と、挽材、一般貨物、紙、パルプなどの輸出貨物を扱っている。
レポサアリの西方約4マイルの地点に水深20m〜30mの錨泊地がある。
マンチルト港:冬の氷結期には砕氷船を使用し、年間を通じ船舶の航行が可能である。埠頭の長さは延べ2,068m、水深は最大8.1m。
レポサアリ港:埠頭(長さ145m、水深4.0m)。トロール船用のバースがある。
タコルト港:バルク・カーゴ用の埠頭(長さ145m、最大水深10.0m)がある。
深海港:埠頭(長さ450m)は12万DWT船、最大吃水15.3mまでの船舶の収容が可能である。40トン・クレーン2基、荷揚機(能力:1,000〜14,000トン/時)、コンベヤ・ベルト(長さ1,500m、能力:2,800トン/時)などがある。埠頭は、鉄道で内陸の国有鉄道と接続している。
貨物保管設備は、港湾局所有の倉庫(床面積15,280平方m)および民間所有の倉庫(35,133平方m)、木材倉庫(29,200平方m)などがある。
クレーン設備は、マンチルト港に14基(能力:200トン、40トン、30トン、25トンが各1基、6トンが4基、5トン、3.5トン、3トンが各2基)がある。フォークリフト2基(能力30トン、40トン)、各種移動クレーン、トラックなども使用できる。
タコルト港のタンカー・ターミナルには、オイル・バースがあり、長さに制限なく、吃水10.0mまでのタンカーの収容が可能である。石油貯蔵タンク(598,000立方m)がある。
清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
曳船は、港湾局所有の1隻(3,520馬力)および民間所有の1隻(1,000馬力)が使用できる。船舶修理施設は、Rauma-Repola Oyに修繕設備がある。
 
 

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