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5.ハンコ港
同港は、バルト海に面した商港で、主として林産物などの輸出港であり、自動車、一般貨物などの輸入港である。
1992年の入港船舶数は612隻で、貨物取扱量は1,265,700トンに達している。
港は外港と内港から成り、国有砕氷船により冬でも開港している。
外港には、長さ170m、水深7.5mの埠頭があり、内港の埠頭は延べ1,570m、水深5.8m〜13.0mである。
倉庫は延べ4万平方m、露天倉庫は25万平方mである。
クレーン設備は、固定クレーン6基(能力40トン×1,6トン×1,5トン×2,3トン×2)および45トン・多目的クレーン1基がある。
両港(外港と内港)にはコンテナの荷役設備がある。
鉄道フェリー専用の2バースがある。
清水、食料、石炭、燃料油などの供給が可能である。
曳船3隻(500馬力、1,850馬力、3,500馬カ)が使用できる。
船舶修理施設は、Frentomar O/Y所有の修繕設備が使用できる。
 
6.ナーンタリ港
同港は、ツルク港の西方に位置し、バルト海に臨む商港である。
1990年の入港船舶数は1,730隻で貨物取扱量は4,196,200トンに達している。
埠頭の水深は、主埠頭が13.0m、木材埠頭が8.0m、砂糖埠頭が4.5m、カーフェリー埠頭が6.0m〜9.0m、カー・フェリー/潤滑油埠頭が6.0mである。
主埠頭は、最大7万DWT船(全長250m)の収容が可能である。
R0/R0船は、カー・フェリー埠頭で収容が可能である、
穀物・石炭埠頭(長さ370m、水深13.0m)には、石炭専用エレベータ、6トン・クレーン2基、穀物専用エレベータ2基などの設備がある。
タンカー・ターミナルには、民間石油会社所有の3オイル・バース(水深5.7m,10.0m,13.0m)および潤滑油/フェリー埠頭(水深6.0m)がある。
清水、食料、各種バンカーの供給が可能である。
曳船は、港湾用砕氷船曳船(1,200馬力)が使用できる。
 
 

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