日本財団 図書館


港内へ至る水路は、ラウマ灯台の北東2マイルの地点から入る北水路(水深6.5m)とラウマ灯台の南東1マイルの地点から入る南水路(水深9.0m)がある。
錨泊地は、吃水9.0mまでの船舶の収容が可能である。
中央埠頭(長さ410m)、ライツァリ埠頭(長さ280m)、ハクニ埠頭(長さ270m)などの主要埠頭に貨物船用のバースがある。一般貨物埠頭沿いの水深は5.1m〜9.15mである。
これらの埠頭は、全て鉄道および車道によって内陸と結ばれている。
クレーン設備は、各種移動クレーン(最大能力52トン)、その他3トン〜6トン・クレーン4基などがある。
その他、造船所の80トン・クレーン1基および50トン・クレーン2基も使用できる。
貨物保管設備としては、近代的倉庫(床面積延べ121,828平方m)、アスファルト舗装の大型露天倉庫(約75,000平方m)、その他各種倉庫(延べ15万平方m)がある。
石油港には、可燃性貨物用の倉庫(延べ22,500平方m)がある。
コンテナ・ターミナルでは、コンテナは多目的クレーン(能力40トン)、移動クレーンなどを使用して荷役が行われている。
バルク・カーゴは、主として近代的な埠頭(水深10.5m)で扱っており、穀物荷役設備、穀物貯蔵サイロ(能力125,000トン)などがある。
タンカー・ターミナルには、タンカー用の3バース(石油用1バース、化学製品用2バース。水深9.15m)があり、オイル・タンカーは最大吃水8.8m、ケミカル・タンカーは最大吃水7.05mおよび7.25mまでの収容が可能である。
清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
曳船は、砕氷船曳船3隻(最大3,500馬力)が利用できる。
船舶修理施設は、Rauna yards O/Y所有のドライドック(155m×21.4m×7.3m、最大能力15,000DWT)、浮ドック(120m×20m×6m、最大能力10,000DWT)、その他Olkiluoto Shipyardの修繕設備(最大能力3,000DWT船)が使用できる。
 
 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION