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1月〜3月の氷結期には、政府および民間会社の砕氷船が稼働している。
曳船は年間を通じ常に使用できる。船舶修理施設は、Kvaemer Masa yards O/Y所有の修繕用ドライドック2基(No.1ドック142m×20m×6.6m,No.2ドック208m×34m×9.5m)を使用して入渠修理が可能である。
 
2.コトカ港
同港は、ヘルシンキ港の東方135キロの地点に位置した同国最大の輸出港であり1992年の貨物取扱量は630万トンに達している。
主港には、一般貨物および木材積出し用の18バース(水深10m)、Ro/Ro用の2傾斜路、ショアー・クレーン17基(最大能力60トン)、上屋(床面積延べ72,000平方m)などの設備がある。
ポーラント埠頭には、ドライ・バルクカーゴ用の4バース(水深8.5m)、8トン・クレーン2基などがある。
ヒエタネン埠頭には、6バース(水深10m)、Ro/Ro用の4傾斜路、40トン多目的クレーン1基、コンテナ専用高架クレーン(能力50トン)1基、上屋(延べ94,000平方m)などがある。サニラ埠頭には、3バース(最大水深7.3m)、クレーン2基、上屋(延べ10,000平方m)などがある。
石油港には2バース(水深9.0m〜10.0m)がある。ムッサロの深水ターミナルには、乾貨物船専用の3バース(最大水深15.3m)、タンカー用の2バース(水深10.0m〜13.5m)、40トン多目的クレーン2基、8トンクレーン1基などの設備がある。
自由貿易地帯(面積20,700平方m)には、コトカ保税倉庫があり、主として中継貿易貨物の保管に使用されている。
タンカー・ターミナルには、4バース(最大水深8.5m)、石油貯蔵タンク(能力47万立方m)などがある。清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
曳船は3隻が使用できる。
 
 

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