国土は北緯60°以北に位置しているため、農業は不振である。耕地面積は全土の僅か9%程度に過ぎない。

国土の約65%が森林で占めており、欧州諸国では第3位の森林面積（1993年現在2,640万ヘクタール）である。

このため、フィンランドでは森林は最大の資源である。19世紀中頃から開発され、第1次、第2次大戦までに木材およびパルプの生産と輸出は、世界有数の地位に達した。

現在でも、製紙、パルプ、木材の生産と輸出は依然として世界的規模を誇っており、国民所得に占める林産関係の比率も極めて高い。

林産物の輸出高は、丸太341百万立方m、挽材4,286百万立方m、合板（ベニヤ板）370百万立方mに達している。

産業別経済活動人口

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