日本財団 図書館


ヘルシンボルグ・バルクカーゴ港には、バルク・化学品ターミナルがある。
南港のタンカー・ターミナルには、最大65,000DWTタンカーの収容可能な3バース(長さ220m、水深8.0m〜11.0m)があり、夜間バースも可能である。タンカー・ターミナルの1バース(水深8.0m)は、液化ガス運搬船が使用している。清水、食料、燃料油などの供給が可能である。
曳船は2隻(ボラードプル30トン、44トン)が使用できる。
船舶修理施設は、北港にCiserv Helsingborg A/Pの運営するドライドックがあり全長115m、5,500DWTまでの船舶の入渠修理が可能である。このほか、Holms Varv社の運営するスリップウェーも使用できる。
港から30キロの地点にアンゲルホルム空港、70キロの地点にスタラップ空港、90キロにカストラップ空港がある。
 
5.ルレオ港
同港は、ボスニア湾の北端に位置し、石油製品、原材料などの輸入港であり、鉄鉱石、鋼製品などの輸出港である。
1992年の入港船舶数は446隻で、貨物取扱量は538トンに達している。同港は、キルナ、コレバレ地方の鉄鉱山の鉄鉱石輸出港として知られている。
港は、冬期にボスニア湾が凍結するため、ノルウェーの不凍港ナルビクから、主としてドイツおよび英国へ鉄鉱石を輸出している。
同港は、1,199G/T以上のタンカー、その他1,599G/T以上の船舶は、入出港に際し水先船の使用が必要である。
また、3,000DWT以上のタンカー、その他10,000DWT以上の船舶は、入出港に曳船を必要とする。曳船は、強力な曳船2隻が常時使用できる。
埠頭は延べ2,500mで、主要埠頭は深海埠頭が長さ345m、水深6.5〜8.3m,SJ埠頭が長さ190m、水深6.9m、セメント埠頭が長さ60m、水深9.0m、ストロモレン埠頭が長さ120m、水深9.0m、鋼材埠頭が長さ498m、水深8.0m、石炭埠頭が長さ775m、水深12.2mなどである。
主要荷役設備は、高架クレーン(能力25トン)1基、ラフィング・クレーン(能力35トン)3基、12トン・クレーン2基、6トン・クレーン4基、重量物ク
 
 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION