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ゲタ運河は、1716年から開さくが開始され、1832年に完工した。湖沼が多数あるので、これらを結び、新たに開さくした水路は90キロで、最高100mまで上がるため、水門が58ヵ所に設置されている。
ストックホルム港は、強力な砕氷船によって、厳寒の真冬でも開港している。
1992年の入港船舶数は14,226隻(前年は14,865隻)で、貨物取扱量は4,580千トン(同4,744千トン)、旅客取扱数は7,234千人(同7,269千人)に達している。
埠頭は総延長17,700m(民間埠頭1,800mを含む)で、西から東へ向かって約10キロに及んでいる。
港の領域は約1,750ヘクタール、倉庫(保税倉庫を含む)の床面積は14万平方m、港内の鉄道路線は総延長約40キロにも及んでいる。ストックホルム自由港は、1919年に開港され、その後数回にわたって拡張された。
自由港の埠頭(長さ1,766m、水深7.5m〜10.9m)には、最も近代的な荷役装置を完備している。
クレーン(能力12トン〜42トン)、フオークリフト42基、大型倉庫4棟、サイロ2棟(貯蔵能力=16,500トン、32,000トン)、エレベーター(能力:400トン/時)、広大な貨物保管用上屋などがある。その他各種多数のクレーン(能力6トン〜42トン)、ポンツーン・クレーン(能力260トン)1基なども使用できる。自由港のコンテナ・ターミナル(面積25エ一カー、水深10.4m)には、コンテナ・クレーン(能カ35トン)1基、フォークリフト(最大42トン)、Ro/Ro船用設備などがある。
タンカー・ターミナルには12バース(水深8.7m〜11.0m)があり、全長200mまでのタンカーの収容が可能である。
食料、各種バンカーなどの供給が可能である。曳船は、日夜を通じ使用できる。
港から45キロの地点にアーランダ国際空港があり、港から8キロ離れてブローマ国内空港がある。
 
 

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