日本財団 図書館


(3)港湾事情
 
スウェーデンには多数の河川や湖沼があり、これを利用した運河が発達している。主要運河は、ヨーテボリ港とストックホルム港を結ぶゲタ運河(約380キロ)を初め、トロールヘッテ運河、ソーデテリエ運河などで、これら内陸水路は総延長640キロに及んでいる。
これらの河港を含め、約200の港湾があるが、主要港はエ一テボリ、ストックホルム、マルメ、ヘルシンボルグなどの4港である。
冬期11月から5月にかけてボスニア湾が凍結するため、貨客の海上輸送に支障をきたすことが多い。
スウェーデン諸港における国際海上輸送貨物取扱量は、次の通りである。
 
スウェーデンにおける主要港の設備その他の概要は、次の通りである。
1.ストックホルム港
首都ストックホルムは、メーラル湖上にある12の諸島から成り、93年12月末現在人口約70万人(大ストックホルム約170万人)の大都市である。水の都としてスカンジナビアのベニスといわれ、市街の美しさから、北欧のパリ、バルト海の女王などといわれている。
港は同国最大規模の貿易港であり、また軍港である。エ一テボリ(人口約44万の貿易港)とを結ぶ延長380キロのゲタ運河を経由して、スウェーデン東岸のバルト海から北海への直航が可能である。
 
 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION