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m)には高架クレーン(能力31トン)1基およびコンテナ荷役用のサイド・ローダーがある。
タンカー・ターミナルには2バース(長さ216m、水深11.9m、長さ200m、水深9.0m)があり、液化ガス・ターミナルには2バース(長さ100m、水深5.8m、長さ140m、水深9.0m)がある。
その他、主な設備は倉庫8棟、冷凍倉庫4棟、クレーン66基(能力94トン×1、45トン×4、35トン×7、31.8トン×1、15トン×2、5トン×41、3トン×8.2トン×1、1.25トン×1)などがある。
清水、食料、燃料油、石炭、ガスオイルなどの供給が可能である。
曳船は6隻(875馬力×1、1,300馬力×3、2,800馬力×2)使用できる。
船舶修理施設は、長さ24.38mのスリップウェーがあり、最大300G/T船の修理が可能である。
89年の入港船舶数は、2,758隻で、貨物取扱量は11,183,680トン(輸出貨物3,318,030トン、輸入貨物7,865,650トン)に達している。
 
(4)造船事情
ポルトガルの主要造船所は、Solisnor(旧SETENAVE)、Viana do Castelo,Arsenal do Aflite,LISNAVEなどであるが、このほかに100社以上の小型造船所がある。
このうちの1/3は鋼船の建造・修理、残る2/3は木造船の建造・修理およびFRP船を建造する造船所であり、木造船の建造・修理は減少傾向にあるが、FRP船の建造は増加している。
Solisnor(旧SETENAVE)は最大70万DWT型船の建造能力をもち、既に409,000DWT、323,000DWTなど超大型タンカーの建造実績がある。
ポルトガル造船所における新造船建造部門の手持工事量(100G/T以上の鋼船)は、88年末現在で35隻(97,249CGT)であり、竣工量は9隻(26,693CGT)であった。
 
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