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700万トンから640万トンに低下した。一方、液体バルクの取扱量は3,380万トン(前年比200万トン増)を記録した。
ダンケルク港は、33日の長期にわたったストライキ中に300万トンの貨物を他の港湾に奪われ、90年の総取扱量は前年比6%減の3,660万トンにとどまった。
ナント・サンナゼール港は、主に石炭取扱量が240万トンから270万トンに伸びたため、90年の総取扱量は前年比4%増の2,490万トンを記録した。また、コンテナ貨物や雑貨類の取扱量も改善をみせた。
ルアン港も約7%増の2,230万トンとなり、目覚ましい成長を示した。また、ボルドー港も90年にはかなり伸びて、前年比5.4%増の960万トンになった。
英国海峡沿いの港湾は、90年度は好調を持続した。労働争議により、荷役が3週間停止したカレー港は、それでも89年の記録的なレベル130万トンとほぼ同量を維持した。ブローニェ港は、前年比12%伸びて300万トンを取り扱った。また、ダンケルの港は旅客数の合計が150万人に増加した。
シェルブール港は、1994/95年に完工予定の新フェリー・ターミナル建設プロジェクト(総工費8,500万フラン)の第1段階が90年に完了した。フェリーの荷役作業を近代化するため、新マーシャリングヤードや通行レーンが新設された。引き統き大西洋横断客船用の旧旅客ターミナルが改装されて、フェリー・ターミナルに生れ変わり、92年末までに稼働する予定である。
フランス港湾の最近における海上輸送貨物取扱量は次の通りである。
 

 

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