鉱業生産実績
フランスは、国内エネルギー資源には殆ど恵まれていない。
石炭は国内埋蔵量が比較的多いが、炭層条件が悪く、採掘コストがかかるため生産量は86年の1,845万トンから、88年には1,380万トンに減少している。
天然ガスは、年間50万立方m前後の生産があるが、枯渇が近いとされ、石油の国内産出量も消費量の4%程度を満たしているに過ぎない。
このため、輪入エネルギー、特に石油への依存度が高くなっている。
電力の供給は、国営企業のフランス電力公社(EDF)が行っているが、原子力発電に関してはEDFと、政府機関の原子力庁(CEA)からなるPEON Commissionが管理している。フランスは、商業ベ一スにのるウラニウムの資源をもつ西欧でも数少ない国の一つであり、埋蔵量は12万トンと推定されている。
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