従って、船舶需要も河川用の中・小型船、特に小型船が大部分を占めている。最近における船舶需要の動きを各年末の保有船腹量からみると、次の通りである。
89年から90年にかけて、オア/バルク・キャリア1隻(17,250G/T)および一般貨物船1隻(4,968G/T)、合計2隻(22,218G/T)増強している。
90年から91年には、非能率の老朽貨物船1隻(2,191G/T)を廃船し、一般貨物船1隻(7,706G/T)を補充している。
91年から92年末には、非能率の貨物船2隻(10,650G/T)を減船している。
(D)船腹拡充計画
最近における貨物輸送量の伸び悩みから、船舶に対する需要はあまり期待できない。
しかし、政府は観光事業の振興に力を入れており、外国からの観光客を誘致し、外貨収入の増大を見込んでいるので、これに必要な船舶の増強・拡充も考えられるが、現在のところ未だ具体的な計画は作成されていない。