ハンガリーの主要海運会社は、同国最大のMAHART社(Magyar Hajozasi,R.T.)で、ドナウ川、Raab川、Tisza川、Vah川、Koros川、バラトン湖など内陸水路における貨客輸送のほか、同社保有の外航船11隻は中近東、アドリア海、地中海(北アフリカ沿岸を含む)、欧州などの諸航路に就航している。
また、同社はブタペスト港におけるコンテナ・ターミナルの運営、荷役業、倉庫業などのほか、船舶の建造・修理も行っている。
アムステルダム(オランダ)、アレキサンドリア(エジプト)、アルジェ(アルジェリア)、ベイルート(レバノン)、リジェッカ(旧ユーゴスラビア)およびトリエスト(イタリア)に同社の海運代理店がある。
(C)需要状況
ハンガリーは、直接海洋に接していない内陸国であるため、海運業はあまり活発ではないが、ドナウ川をはじめ各河川など内陸水路を利用した船舶による貨客輸送が控んである。