旅客ターミナル(敷地面積3.3ヘクタール)は通称Shi1iu Temina1として知られ、1日平均2万人の旅客の取扱いが可能である。 このターミナルから中国沿岸諸港をはじめ、日本の大阪、神戸、また最近では那覇(沖縄)経由の基隆(台湾)などの諸港を結ぶR0/R0フェリーによる定期航路が開設されている。 Baoshanには、8バース(10,000DWT船用が6バース、1,000DWT船用が2バース)、高架クレーン3墓、コンテナ用走行クレーン2基などの設備がある。 Guangangには、埠頭(全長1,450m)、深水バース(8バース)、大型倉庫(6棟)、コンテナ用横型クレーン、高架クレーンなどの設備がある。 荷役設備は、どの埠頭でも能力100トンまでのクレーンが使用できる。その他フローティング・クレーン(能力32トン〜2,500トン)6墓、コンベヤ、フォークリフト、各種多数のトラック、トレーラなどがある。 コンテナ・ターミナルの2バース(No4とNo5)は全長385m、水深10.5mで、埠頭クレーン(能カ30トン)2基、トランス、スティショナー5基、その他多数のフォークリフトなどが使用できる。R0/R0船もこの2バースを使用している。 最近建設された新コンテナ・バース(No1とNo2)は全長424m、水深10.5mで、高架クレーン(能カ40トン)2基、トランス・スティショナー9基などの設備がある。 オア/バルクカーゴ・ターミナルの埠頭(長さ383m)には、穀物サイロ(貯蔵能力51,000m3)があり、最大25,000DWTバルク・キャリアの収容が可能である。 清水、食料、バンカーなど全て供給が可能である。 曳船は、23隻(980馬力〜3,500馬力)が使用できる。港と内陸との輸送は、主として河川輸送または鉄道で行われており、道路輸送は単に鉄道の補助的役割を果しているに過ぎない。 なお、港は河の中の港であるため、吃水8m程度の船舶は随時入港できるが、深吃水の大型船は入港できないという弱点を抱えている。 船舶修理施設は、Giangnan Shipyard,Shanghai Shipyard,Hudon Shipyard,Zhonghua Shipyard,0uixin Shipyard,Chengxi Shipyard,Donghai Shipyard、などに修繕設備があり、各種の船舶修理が可能である。
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