同港は、黒海の北西岸に位置し、粗糖、柑橘果物、食料品缶詰、ジュート(黄麻)、一般貨物などの輸入港であり、また機械類、工作機械、紙、セルローズ(繊維素)、化学品、一般貨物などの輸出港である。
港は、東側は各種の防波堤で安全に防護され、西側は石油港の突堤で囲まれ水深7m〜11.5mの39バースがあり、各種貨物の取扱いが可能である。
主な設備は多数の門形電動クレーン(最大能力45トン)、フローティング・クレーン(最大能力100トン)、その他各種の荷役装置、高層倉庫、コンクリート構造の上屋、冷凍倉庫などがある。
コンテナ・ターミナルには、高度に機械化された強力なコンテナ荷役設備、Ro/Ro船の収容可能な設備などがある。
バースNo7の穀物ターミナルには、圧搾空気荷揚機2基(各能力300トン/時)がある。
タンカー・ターミナルには、タンカー専用の5バースがある。
タンカー・バースに至る水路は、長さ1,600m、幅125mである。最近、大型タンカー専用の新バースが稼働している。
清水、食料、バンカーなど全て供給が可能である。
曳船、砕氷船、救難船などが使用できる。
船舶修理施設は、最大2万DWT級船舶の各種修理が可能である。
現在、同港では新規にコンテナ・ターミナルを建設中である。