同港は、黒海のクリミヤ半島南岸のヤルタ湾に位置し、港口の南方に水深22m〜28mの錨泊地がある。
港は、東防波堤と南防波堤によって安全に防護され、港内には沿岸航路船用のバースを含め合計9バースがあり、全長215m、吃水9.0mまでの船舶の収容が可能である。
大型客船ターミナルは、大型巡航船の収容が可能である。
このほか、貨物船専用のバース(水深6.5m)がある。
最近、ヤルタ市の外側に新規に建設した防波堤で安全に防護された新港区(マサンドラ港)が開設され、従来ヤルタ・バースで扱っていた乾貨物船を収容している。このため、ヤルタ港では主として客船を取り扱ってる。
マサンドラ港には、移動式電動門形クレーン(最大能力6トン)、フローテ