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 タンカー・ターミナルには、長さ182m、吃水9.75mまでのタンカー用のオイル・バース(テキサコ石油会社専用)、長さ164m、吃水11.0mまでのタンカー用のオイル・バース(エッソ石油会社専用)などがある。
 このほか、アルコール・ターミナル(水深8.5m)、石油ターミナル(水深10.5m)、石油タンク(全貯蔵能力169,440立方m)などがある。
 清水、食料、燃料油、ガスオイル、潤滑油などの供給が可能である。
 曳船は13隻(650馬力〜3,000馬力)が使用できる。
 船舶修理施設は、Brashol Mecanica Ltda,Industria Comercio Ltda,Auremar Servicos Maritimos Ltda,Calfornia Servicos Sabaquaticos Ltda,Capixala Eletro Instrumentacao Naval(Cein),mariner Servicos Subaquaticos Ltdaなどの各社に修繕設備があり、各種船舶修理が可能である。
 同港の開発プロジェクトとして、商業ドックおよび港内への水路を13.5mに浚渫中である。
 また、穀物倉庫(貯蔵面積45,000平方m)および冷凍倉庫(貯蔵能力15,000トン)の建設が計画されている。
 港から8キロの地点にビトーリア国内空港がある。

5.マナウス港(manaus)

 マナウス(92年人口約100万)はアマゾナ州の州都で、アマゾン河口から約1,600キロの上流に位置し、港はネグロ川の北岸に位置し、外航船の遡航が可能である。
 同港は自由貿易港となっており、穀物、粉ミルク、原油、電気機器部品などの輸入港であり、木材製品、ブラジル・ナッツ、ココア製品、胡淑、オートバイ、かみそりなどの輸出港である。
 主要設備は、全長528mのドックおよび全長590mのドック、移動クレーン(能力50トン)1基、コンテナ・クレーン(能力3.5トン)3墓、フローティング・クレーン(能力100トン)1基、倉庫7棟(15,500平方m)などである。
 タンカー・ターミナルには、エッソ、シェル、ペトロブラス、テキサコなど各民間石油会社のオイル・バースがある。
 清水、食料、燃料油、ガスオイル、ディーゼル油、潤滑油などの供給が可能

 

 

 

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