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 1号埠頭は鋼材輸出、2号は鉄鉱石および石炭の輸入に使用されており、長さ延べ1キロに及ぷコンベヤ・ベルト2基が稼働している。
 バルク・カーゴ埠頭(長さ567m、最大吃水13.5m)は、バラ積化学肥料運搬船2隻の同時収容が可能であり、倉庫2棟(各貯蔵能力3万トン)、自動式コンベヤ・ベルトなどのほか、軽量貨物クレーン(能力6トン)が多数ある。
 穀物埠頭(長さ200m、水深10.97m)には、穀物サイロ2棟(各貯蔵能力68,500トン)、穀物積込機(能力3,000トン/時)、自動式コンベヤ・ベルト(能力300〜600トン/時)などの設備がある。
 タンカー・ターミナルには、6オイル・バース(長さ198.1m、水深8.23m〜9.14m)があり、夜間バースも可能である。
 清水、食料、燃料油、ガソリン、ガスオイル、潤滑油など全て供給が可能である。
 曳船はCodesp社所有の5隻(620馬力〜680馬力)、Wilson Sons&Saveiros Camuyrao社所有の13隻(505馬力〜2,360馬力)、Cia Navegacao das Lagos社所有の3隻(1,240馬力〜2,100馬力)が使用できる。
 サントス港は自由港として、パラグアイのプエルト・ストロエステーとは道路で接続し、ボリビアとは鉄道で接続しており、貿易貨物を自由に輸出入している。
 船舶修理施設は、Metalock do Brasil社、0fremarto Ltda社、Coimbra Reparos社などの修繕設備のほか、Silson Sons S.A.所有のスリップウェー2基(能力 800DWT、1,000DWT)、ドライドック(能力4,000DWT)などがあり、各種船舶修理が可能である。

3.レシーフェ港(Recife)

 レシーフェ(91年人口約130万人)は、ブラジル東部地方における砂糖、穀物などの集散地で、港はカピバリベ川とベベリベ川の河口に位置し、主として砂糖の輸出港として知られている。
 港へ至る水路は天然水路で、長さ3.4キロ、幅260m、水深10.0m(満潮時)である。
 ドックは全長3,062m、このうち1,422mは外航船、1,640mは沿岸航路船

 

 

 

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