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 Ishikwaajima do Brasil Estaleiros S.A.(ISHIBRAS),Empresa Brasileira de Reparos Navais S.A.(RENAVE)などに修繕設備があり、各種船舶修理が可能である。

2.サントス港(Santos)

 同港は、リオデジャネイロの南西約336キロの地点に位置し、長さ39.6キロの天然水路を経由して大西洋に接続している。
 港は、南米最大の商工都市サンパウロの外港で、ブラジル最大の貿易港であり、コーヒー積出港として世界に知られている。
 1993年の入港船舶数は3,855隻で、貨物取扱量は29,111,340トン(92年は3,756隻で、28,421,250トン)に達している。
港は、東側のナントアマロ島と西側のサオビンセント島から成る。
 水路は、幅300m〜700m、水深12.0m(干潮時)であり、港内ベースン(水深11.5m)は最大80,000DWT船(全長295m)の収容が可能である。
 ドック・スペース10,800平方mのうち、6,700平方mは一般貨物船に使用されている。
 倉庫およびクレーン設備は、コーヒー検査および選別用の特殊倉庫、バラ積貨物荷役用の特殊装置、一般倉庫36棟(貯蔵能力65万トン)、バラ荷保管倉庫(とうもろこし、砂糖、綿花など)、冷凍倉庫、穀物貯蔵サイロ3棟、肥料倉庫、可燃性液体貯蔵タンク101基、冷蔵ジュース・タンク24基(各能力750トン)、電動クレーン(能力1.5トン〜30トン)157基、トラッククレーン(能力4.5トン〜80トン)39基、リンク・クレーン(能力9トン〜11トン)3基、フローティング・クレーン(能力150トン、250トン)2基、その他各種穀物荷役装置がある。
 コンテナ・ターミナルにはコンテナ用高架クレーン(能力35トン)5墓、250トン・クレーン、その他トラクター、トレイラーなどが多数ある。
 コンテナ・ターミナルには、長さ510m、水深13.5mの埠頭があり、コンテナ船3隻の同時収容が可能である。
 民間製鉄会社(Conpanhia Siderurgica Paurista)の製鋼工場には、2埠頭(長さ300m、水深10.Om)があり、各2隻の収容が可能である。

 

 

 

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