あるが、経済的に意義のある鉱物資源の埋蔵は発見されていない。
金は少量採掘されているが、めのう、オパールなどの宝石および大理石、石灰石、御影石などの建築資材、鉄鉱石などの小規模な採掘を除いては、鉱業活動は殆どみられない。
ウルグアイの製造工業は、畜産加工業から発達し、最近では国内消費用の繊維、化学などの軽工業もみられるが、あまり発展していない。
工業の発展しない要因としては、国内市場が狭小であること、企業の資本蓄積が乏しいこと、動力源の不足、社会保障制度の発達により労働賃金が高いこと等が挙げられる。
ウルグアイの主要工業は、食品加工(肉、果物などの缶詰)、製糖、乳製品、飲料(ワイン、タバコなど)、皮革類、繊維・織物、ゴム製品、治金、セメント、石油精製、その他軽工業などである。
製造業は、ウルグアイ経済にとって重要部門である。この部門は1991年にGDPの23.8%を占め、労働人口の約18.3%がこの部門に従事している。
製造業の重要分野は、生産価値からみると、食料製品(全体の26,4%)、織物および衣類、石油製品、化学品、飲料、輸送機器、皮革製品などである。
1980〜91年の期間に、製造業のGDPは年平均0.4%の割合で成長した。