アルゼンチンが輸入した船舶は、旧西独、イタリア、スペイン、オランダ、ベルギー、デンマーク、スウェーデン、ノルウェーなど欧州造船国で建造されているが、大体5〜6,000 G/Tから20,000 G/T前後の一般貨物船、5,000 G/T前後から35,000 G/T程度のオイル・タンカーが主である。
従って、特に高度の技術を必要としないため、いずれの国の製品も品質の点については優劣の差は殆どみられない。
また、船価についても、西欧各造船国間では大きな差はなく、延払いの条件でも国際慣行に従っているので同様である。
わが国は、円高の影響で船価の点で不利となるが、納期については他国に比べ優位にあると思われる。