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 この法律は、外国資本の参加と、近代的かつ効果的な漁業技術を導入することにより、海洋資源を開発することを主要目的としたものである。
 具体的には、外国企業がアルゼンチンヘの漁業進出を希望する場合、進出希望国の政府は、最新の魚群探知設備を備えた近代的漁業調査船を建造するための妥当な利率による長期クレジットを、アルゼンチン政府に対し供与しなければならないと規定している。
 同法に従い、既にわが国からも日本水産欄がアルゼンチン海域に進出している。

(C)漁業保有状況

 アルゼンチンの漁業は、トロール漁業が主であるが、現在稼働中の漁船総数は10トン以上のものが約600隻である。
 このほか、河川漁業は殆とがカヌーなどの木造船であり、動力船は極めて少ない。
 最近10年間におけるアルゼンチンの漁船保有量の推移をみると、次の通り隻数、トン数ともに年々着実な増加を示している。

 

 

 

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