同港は、ブエノスアイレス港の南方約375マイル、ケケン川の河口に位置した商港で、主として穀物および植物油の輸出港である。
1992年の入港船舶数は422墓(12,758,463DWT)に達している。
港口の西側の埠頭(長さ1,192m)と東側の埠頭(長さ572m)との間の航行水路は、幅120m、水深12.2mである。
船舶の入港には、水先人の乗船が必要である。
全長219m、最大55,230DWT船の入港が可能である。
全長210mを超える船舶の入港には、安全吃水を確認するため、港湾局の許可を必要とする。
1号バース(長さ約200m、水深9.76m)およびバース2号(長さ約90m)は、植物油貯蔵タンクからパイプラインにより、船内へ植物油を積み込むことが可能である。
3号バース(長さ220m)には、3突堤、穀物および穀物副産物倉庫(貯蔵能力7万トン)、植物油貯蔵タンク(能力5千トン)などの設備がある。
4号および5号バース(各長さ230m)には、4突堤、穀物サイロ(貯蔵能力8万トン)などの設備がある。
6号バース(長さ120m、水深9.76m)は、船舶に備え付けの荷役装置を使用して、穀物およびその他の貨物を船内へ積み込むことが可能である。
7号および8号バース(水深9.15m)は、本船の荷役設備を使用して、一般貨物(主としてセメントおよび丸太)の積出しが可能である。穀物および副産物は、コンベヤベルトを使用して、積出しが可能である。
9号および10号バースは、主として魚類の積卸しに使用しており、10号バースには冷蔵倉庫がある。
11バース(長さ200m)は、係船用である。