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走行グラブ・クレーン(能力7.5トン)があり、1時間当り石炭150トンの荷揚げが可能である。その他石油吸込装置2基などがある。
BasinF:
 ベースンFは最近完成したベースであるが、未だ深吃水船が使用する見込みはなく、現在では砂・砂利運搬バージの荷揚げに使用されている。
SouthDock:
 南ドックには一般貨物船用の埠頭(西側は長さ911m、東側は1,109m)がある。
 ベースンの東側には穀物用エレベーター(能力6,500トン)1墓、チューブ4基、シュート3基、穀物倉庫(貯蔵能力19,000トン)、食用油貯蔵タンク、一般倉庫6棟、移動クレーン(能力1.5トン〜5.0トン)23基、固定クレーン3基(能力30トン×1,10トン×2)などがあり、西側には3トン・クレーン3基および1.5トン・クレーン9基がある。
Riachuelo:
 リアシュエロは、南水路を経由してプラタ川に流れる細長い水域で、水深6.1m〜6.4mのバースがあり、沿岸航路船およびハシケが使用している。
 新港のコンテナ・ターミナル(ベースンD)には、長さ500m、水深9.5mのバースがあり、コンテナ専用の高架クレーン2基が使用できる。
 タンカー・ターミナルには、17オイル・バース(長さ182.9m〜198.1m、水深8.53m)があり、夜間バースも可能である。
 清水、食料、石炭、オイル・バンカーなどの供給が可能である。
 船舶修理施設は、Talleres Navales Darsena Norte S.A.Comercial,lndustrialy Naviera(TANDANOR)所有のドライドック2基(150m×18.75m×7.62m,180m×21.25m×7.62m)、浮ドック2基(180m×19m、能力2,800トン。65.79m×13.5m、能力500トン)、シンクロリフト(184,5m×32.5m)のほか、Cromwell&Cia S.A.などに修繕設備がある。
 ブエノスアイレス港は、主として穀物の輸出港であり、化学製品の輸入港である。
 1992年の入港船舶数は2,417隻(41,205,442DWT)に達している。

 

 

 

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