同港は、チリの最北部に位置し、魚粉、硝石などの輸出港であり、また、ボリビアの輸出入貨物の中継港である。
港は、ボリビアのシカシカ油田から油送パイプラインが敷設されており、毎月平均9万トンのボリビア原油を海外へ輸出している。
1993年の入港船舶数は489隻で、貿易貨物256,879トン(輸出146,691トン、輸入110,188トン)を扱っている。
港は、ボリビアの首都ラパツおよびペルーのタクナ港と、鉄道で接続している。
7バース(延べ1,024m、水深4m〜11m)があり、バース3号にはボリビアの中継貨物倉庫(3,000立方m)がある。
荷役設備は、軸上クレーン6。基(能力3トン×2,5トン×2,30トン×1,50トン×1)その他移動クレーン、フォークリフト、トラクタなどが多数ある。
コンテナ・ターミナルには、国際コンテナ貨物取扱用のコンテナ・クレーン2基(能力7トンおよび35トン)がある。
タンカー・ターミナルには、ボリビア原油船積み用の船尾ブイ(水深13.11m)があり、5万DWT級タンカーの収容が可能である。
陸上のオイルタンク(貯蔵能力70万バレル)から直径16インチ・パイプラインによって、1時間に付き原油9,000バレルの船積みが可能である。
サンマルチン湾(水深13.72m)には、陸上のオイルタンク(能力6万バレル)から油送用のパイプライン(直径10インチ)がある。
清水および食料の供給が可能である。
船舶修理施設は、小型船用のスリップウェーがある。
港から17キロの地点にチャカルタ国内空港がある。