日本財団 図書館


 8.トコピア港(Tocopilla)

 同港は、ペルー北部地方のイキケ港とアントファガスタ港の中間に位置し、硝石、硫酸塩、魚粉などの輸出貨物と、石炭、硫黄、硫酸、カリウムなどの輸入貨物を扱っている。
 1993年の入港船舶数は142隻で、貨物取扱量は2,359,800トンに達している。
 コデルコ埠頭(全長232m、水深14.0m)では、石炭、バルク・カーゴ、一般貨物、コンテナなどを扱っている。
 硝石埠頭(全長200m、水深11.0m)では、硝石、銅鉱石、魚粉、旅客などを扱っている。
 曳船は1,500馬力の曳船2隻が使用できる。
 港から160キロの遠方にセロモリノ国内空港がある。

 9.サン・ビセント(San Vicente)

 同港は、ペルー中部地方のコンセプシオン港南西岸に位置し、魚粉、魚油、木材、丸太、換材、木材チップ、木材パルプ、鋼材などの輸出港であり、機械類、一般貨物などの輸入港である。
 1993年の入港船舶数は191隻で、貨物取扱量は2,857,300トンに達している。
 バース1号(長さ220m、水深11.50m、最大許容吃水11.28m)、バース2号(長さ220m、水深11.89m、最大許容吃水11.28m)およびバース3号(長さ220m、水深12.50m)があり、全長220m、最大吃水11.89mまでの船舶の収容が可能である。
 このほか、民間会社所有の鉄鉱石、石灰石、石炭などバルク・カーゴおよび一般貨物用の埠頭バース(長さ373m、水深7.62m〜9.91m)がある。
 Petrox石油会社所有のタンカー・ターミナルB(長さ250m、水深12.80m)は、原油および燃料を扱っており、最大8万DWT船の収容が可能である。ターミナルC(長さ200m、水深12.0m)は、液化ガスの荷役を扱っており、最大1万DWT船の収容が可能である。
 曳船は3隻が使用できる。
 船舶修理は、クルカフアノ港の修繕設備を使用している。
 港から10.5キロの地点にCarrier Sur国際空港がある。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION