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水域(水深22m〜27.4m)には、広大で安全な錨泊地がある。
 防波堤(長さ374m)突端の北側と南側は、最大吃水8.23mまでの船舶の収容が可能である。
 冷凍倉庫(容量500立方m)、一般倉庫(床面積5,572平方m)、露天倉庫(同7,000平方m)、電動クレーン(能力2.5トン)、移動クレーン(10トン)2基、コンテナ品上げ装置(能力30トン)、フォークリフト(15トン)、コンテナ・シャシー20台などの設備がある。
 タンカー・ターミナルには、係船用ブイ3基があり、全長175m、吃水7.0mまでのタンカーの収容が可能である。
 清水、食料、バンカーなどの供給が可能である。
 曳船は3隻(4,000馬力、2,000馬力、1,200馬力)が使用できる。
 船舶修理施設は、Astillero Estrecho de Magallanes Ltda(SAEM) の運営するBahia Catalina Shipyard の修繕設備のほか、Astilleros y Maestranzas de la Armada(AS舳R)所有のスリップウェー(最大能力900G/下船)、機械工場、ボイラ工場、鋳物工場、一般修理工場などがある。
 港から25キロの地点に国内空港がある。

 6.コキンボ(Coquimbo)

 同港は、バルパライソ港の北方約400キロの地点に位置した商港で、ペルー北部地方の鉄鉱石、果物などの輸出貨物と、産業機械、鉱業機器などの輸入貨物を扱っており、1993年の入港船舶数は198隻に達している。
 長さ180m、吃水9.14mの船舶2隻を同時に収容できる突堤(長さ380m)のほか、客船用突堤、漁船用突堤などがある。
 全長200m、最大39,780DWT型船の収容が可能であり、バース1号は一般貨物船、バース2号はバルク・カーゴおよびコンテナ船に使用されている。
 荷役設備は、電動クレーン(能力5トン)6基、移動クレーン(能力28トン、7.5トン)2基、フォークリフト(能力2.5トン)2基、鉄鉱石積出し用のコンベヤ・ベルト(能力150トン/時)などの設備がある。
 貨物保管設備は、倉庫(2,500平方m)、露天倉庫(59,200平方m)などがある。

 

 

 

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